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2021年すきま脳トレ作品の作製話

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1月メモリアル 
1月1日 
 
 明けましておめでとうございます。今年も心温まる冬はがきが届きました。今年はコロナが終息して、平穏な日常生活が戻ることを祈って、2021年の幕開けを祝いました。今年も宜しくお願いします。
1月に作った3点の刺し子の小物 
 十字花刺し通帳ケース
 
重ね枡刺しトートバッグ 
 
銭形刺しポーチ 
 
JPCをお休みしている間に3点の刺し子の小物を作りました。昨年の夏のお楽しみ抽選会で頂いた手作り小物のキットです。使い易いようにポケットを付けたり、ファスナーを付ける等してアレンジしようと思っていたのですが、考えて、材料を揃えるのに、年を取ったせいか?段々疲れてきて・・説明書通りに作ったので、早く出来上がりました。刺し子と言えば、布巾をイメージしますが、カラフルな素敵な小物に仕上がりました。 
1月に読みました 
 「エロイカより愛をこめて」のなかで、一番長かった〈皇帝円舞曲〉は、マイクロフィルムを巡って、NATO(西ドイツ)の少佐鉄のクラウド、KGB(ソ連)の白クマ、CIA(アメリカ)の争奪にイギリスの大どろぼうの伯爵(エロイカ)が絡んで、ヨーロッパ各国をまたにかけて飛び回り、ハラハラしながらアクションを楽しめて、痛快な気分にさせてくれました。19巻でこのシリーズの前半は完結したようです。後半を読むのがたのしみです。
2月のメモリアル 
2月13日 
久しぶりにJPCに行って、メンバー3人の素晴らしい絵画を見せて頂きました。瑞木さんの、【琵琶湖疎水】は、120年の時を経て、今なお京都に命の水をもたらし続けている、琵琶湖の疎水・・時を超えたロマンを感じます。2018年に67年ぶりに琵琶湖疎水通船が復活され たのですね。コロナが終息したら乗ってみたいです。【デルフト幻影】一枚のデルフト焼きのお皿からイメージされたオランダ・・幻想的で素敵です。のとちゃんの【オダマキ】【すいれん】は、背景が工夫されているのですね。立体的に見えます。【アジサイ】は、花と葉を分けて描かれているのが面白い・・繊細な花を観察できます。よねちゃんの【柿のある風景】は、皮をむいているのが面白い・・あの状態を保つのは難しかったのでは?【山へ行こう】は山登りが好きだという事がよくわかります。どちらも影のつけ方に気を使ったようで、勉強になりました。
2月20日
13日に久しぶりにJPCに行き、バナナとみかんを描き始めました。バナナは、くわちゃん・yokkoさん・しーちゃんと続いて4番目だったのですが、、昨年末に写真を撮っていたし、身近にこれといった画材がなかったので、描いてみました。2作目から2か月経っていたので、描き方を忘れてしまって・・・思い出すのに試行錯誤しました。家で塗ったり消したり、塗り重ねたりとしているうちに、面白くなって、何とか描き上げる事が出来ました。バックの色の付け方が分からなかったので、20日に行って、先生に教えて頂き、完成し、メンバーページに更新することが出来てとても嬉しく思いました。皆様のように、月に何度も更新することは、無理と思いますが、頑張りますので宜しくお願いします。
2月21日
「あきない世傳金と銀10巻」は読むのを楽しみにしていた小説なので、一気に読みました。呉服太物商でありながら、呉服が商えなくなった、五十鈴屋江戸店・・・ 湯屋で「浴衣のまま家に帰れたら・・」の会話をヒントに、知恵を出し合い事を内密に進める。その間絹物のように値のはらない太物(木綿)の反物を売る為に、「新しい反物を裁断するのが怖い」の一言で、無料で、裁断の仕方、縫い方を指導する等して、お客様に信用と信頼を得る。大阪から菊枝様とお梅さんが江戸店に・・2人の合流が幸に力を与える。新しい試みを初めて3年、内密に進められた浴衣が両国の花火大会でお披露目に・・今にすれば何でもない物が、初めて作った人達の苦労の賜物、身にしみました。我々は先人達の発明の恩恵を受けて生活が出来ていることに感謝しなければならないと思います。
2月27日 お花のリースコレクション【八重クレマチス】 (押絵)
 
 今月は、「八重クレマチスのリース」を作りました。これは昨年、よねちゃんからプレゼントして頂きました。厚紙に綿を貼って切り抜き、縮緬生地で包みます。パーツを重ねて、アップリケなら縫いつなぎますが、押絵なのでボンドで貼るだけなので簡単なのですが・・こんなにパーツが多いとボンドで貼るのも大変でした。難易度の高い作品で、作りがいがありました。
2月28日
 「よろず相談屋」から「めおと相談屋」になって2作目4編・・楽しく読ませて頂きました。1編の〈女房喰い顚末〉では、信吾が名付けた椋鳥の純真と岡っ引の親分権六が登場・・悪徳仲人に天誅が・・痛快でした。2編の〈将棋指し〉では、信吾が生活の為に開いている将棋会所での子供たちと信吾のやり取りに乗って楽しむ大人たちのおおらかさに、心地よい気分になりました。3編〈付き纏う数〉では、将棋会所の常連夕七と信吾との、言葉の霊力や数字の話で偶然やことわざ等身近ある事に面白さを感じました。4編〈運も力だ〉では、初めて夫婦で相談に乗ることに・・真剣に話を聞いて、何とか解決をと思っていたが、棚から牡丹餅的な結果に終わる・・若いあっけらかん夫婦の今後の活躍が楽しみです。
3月のメモリアル 
 3月1日
「賞をとった作品はあまり面白く思った事はないんだけど・・この作品は、面白かったので、読んでみはったら」と、先生のお勧めで、読み始めました。「その川は止まったまま、流れることがない。」と、出だしが暗かったので・・しかし、読んでいるうちに、「江戸の片隅、どぶ川沿いで懸命に生きる人々のささやかな喜びと深い哀しみが胸に沁みる感動連作!」と帯に書かれているように目が離せなくなりました。1編〈心淋し川〉は、心町を出たいと思っている19才のちほを取り巻く人々の話。2編〈閨仏〉は、囲われた不美人な4人の妾の一人、おりきは悪戯心で彫りだした仏像で将来の不安をなくし、生きがいをみつけて・・3編〈はじめましょ〉では、この歌詞で始まる歌を歌う子供に昔捨てた女性が重なりその子の母親に会う・・4編〈冬虫夏草〉は、息子に執着して、蛹からふ化させず寄生する冬虫夏草のような母親のお話・・5編〈明けぬ里〉は、根津の岡場所で天辺にいた明里と喧嘩早く底辺にいたおようがばったり会う。2人ともお腹に赤ちゃんが・・この2人の生末は・・6編〈灰の男〉は全編に出てくる心町の差配と時々出てくる呆けた灰色の男楡爺との関係・・そして今まで出てきた心町の住人のあれから・・等で完結。後味の良い小説で、勧めてくれた先生に感謝です。
 3月6日
クリスタ画4作目です。メンバーの多くの方が描かれた自画像を、上手く特徴をつかんで描かれているなぁ~と感心しながら見せて頂いていました。いざ、自分で描いてみると、目が思うように描く事が出来ず、怖い顔になってしまいましたので、先生に手直しをして頂きました。顔の色等も直して頂き、満足する自画像が出来上がり、先生に感謝です。有難うございました。
3月10日
直木賞作家、西條奈加さんの作品「千両かざり」と「鱗や繫盛記」を読ませて頂きました。どちらも面白く、寸暇を惜しんで読みました。「千両かざり」の凛は、8歳の時から隠れて飾り細工の修行をしていた。3代目の遺言で、4代目選びを任され、謎の男・時蔵が跡目争いに加わる。天保の改革で贅沢品が禁じられ、商いが難渋する時、大きな注文を受け、お凜はと時蔵や一門の者と心を合わせて大きな作品を作りあげ、江戸の町に活気を与えるが、時蔵は、捕まってしまう・・・。「鱗や繫盛記」のお末は、13歳で江戸の「鱗や」の奉公する。そこは、料理茶屋とは名ばかりの三流店で、皆無気力で働いていた。昔の一流店「鱗や」にしたいと願う若旦那と奮闘し、料理茶屋によみがえるが・・本店の火事や先代の死等の不信や「鱗や」若旦那との関係などが浮き彫りに・・・。両方共サスペンス劇場を見ているような結末で、はらはらしました。以前読んだ、高田郁さんや篠綾子さんの作品と重なって、奥行きの広い感覚になり、江戸時代の女性のたくましさを見習いたいと思いました。
3月13日 クリスタ画 
 多くのメンバーさんが描いていらっしゃったピアノを弾く自画像に挑戦してみました。鍵盤やモチーフつなぎのベストを描くのに頭を使いましたが、適当に描いてもそれなりに見えてきたので嬉しくなりました。バックは教えて頂いたレコレーションのカケアミと模様を使いました。これからも、色々なテクニックを教えて頂いて、楽しくお絵描きに挑戦したいと思います。
3月13日~18日
 
西條奈加さんの本を続けて3冊読みました。「世直し小町りんりん」の「りんりん」の意味は?「凛々」でしょうか?美人姉妹である長唄の師匠お蝶と兄嫁の沙十が、頼まれごとを、凛として解決していくだけでなく、父親の死にまつわる事件の根の展開に目が離せなくなりました。結末の意外性の面白さに後味の良さを感じ、シリーズとなるような余韻がありました。 「烏金(からすがね)」は、因業婆の金貸しお吟のもとにころがりこんだ浅吉は、借金の取り立ての手伝いをする。その際、貧乏人が返済出来るように知恵を絞り助ける。その方法がユニークで面白い・・。浅吉とお吟との関係や幼馴染の身請け、又助けた烏との繋がり等と内容が濃く、これも心温まる結末でした。「みやこさわぎ」は、元神楽坂芸妓のお蔦さんが身近な事件を解決・・。一緒に住む、高校生の孫・望の作る料理が彩りを添え、楽しませてもらいました。
3月19日~21日  お花のリースコレクション「秋桜」
 
今月も「お花のリース秋桜」を作りました。先月のクレマチスよりは簡単だったように思います。ピースの数が多いので、それなりに時間が掛かりましたが、可愛らしい、色鮮やかなリースが出来上がりました。 
3月23日
 
 昨年話題になった時には、興味を示されなかった先生が、はまってしまった「鬼滅の刃」・・私もはまりそうです。TVでは何回か見ましたが、意味が分からず、何故多くの人を魅了するのか疑問でしたが、3巻まで読んで、理解出来ました。絵が大きく文字が少ない。そして、効果音等が大きく書かれているので迫力があり、子供からお年寄りまで、見ただけで楽しめると思いました。これから出てくると思われる怖い鬼退治が楽しみになりました。
3月26日
昭和63年に発行された19巻で前半が終わって、ブランクがあり、平成8年に20巻が発行・・ 東西ドイツの統一、ソ連の消滅で・・冷戦構造崩壊後の「エロイカ」の始まりました。NATO諸国歴訪中のアメリカ国務長官のドイツでの暗殺計画「トロイの木馬」作戦を阻止する為に動くエーベルバッハ少佐とそれに絡むエロイカ達が、助けたり邪魔したり・・迫力ある展開で面白く、頭を休めることが出来ませんでした。22巻をまとめている時ダイアナさんの事故死のニュースが入ったとか・・20巻で「英国の皇太子妃が不倫を公表する時代だ」と話題にしたり、彼女の顔を真似た人物を登場させたりしていただけに、作者は非常にショックだったようで、私もその当時の事を思い出しました。
3月27日 クリスタ画
 身近にあるお野菜を描いてみました。ジャガイモは簡単に掛けましたが、ツルっとしたピーマンの光沢を出すのと、玉ねぎ汚れて、皮が破れていたので、描くのに苦労しました。上から色を重ねて行くうちに何となくそれらしく見えてくると嬉しくなりました。
3月28日 
一作目を読まずに二作目を読んだので、善人長屋が、思いがけない長屋である事を知って、西條奈加さんの面白く、豊かな 発想に頭が下がりました。善人ばかりが住んでいることから善人長屋と呼ばれる千七長屋の住人は、裏稼業を営む悪党ばかり。しかし、俗に言う義賊のようだ。裏稼業の頭が次々と閻魔組という3人組の侍に切り殺される。世間では世直しができたと評判になるが、これまで以上の残酷な事件が起こる・・黙って見過ごせない善人長屋の住人達は、各々の技を使って、真相解明していく・・閻魔組か?と疑いを持つ定廻同心に想いを寄せる差配の娘の恋心等も盛り込まれた奥の深い小説で、「おけら長屋」とはまた違った人情味溢れる作品で、シリーズを読ませて頂くのが楽しみになりました。
3月30日
 
 鬼滅の刃④~⑧を読みました。禰豆子を人に戻す手がかりを得た炭治郎は、同期の吾妻善逸や嘴平伊之助と共に新たな任務で那田蜘蛛山に向かい、蜘蛛の鬼に襲われる。鬼殺隊の柱の一人、富岡義勇に助けられ、胡蝶しのぶの屋敷で療養した3人は新たな力を得る。次の任務先に向かう為汽車に乗り込み、柱の一人、煉獄杏寿郎と合流する。一方鬼舞辻無惨に命じられた十二鬼月の一人、下弦の壱・魘夢は炭治郎達を、夢の中で殺害しようと試みる。目覚めた炭治郎は、魘夢を追い詰めるが負傷し、煉獄に救われる。しかし被害を最小限にし、皆の盾になって煉獄は上弦の参に殺される。残酷ではあるが、禰豆子を人間に戻すために、鬼舞辻との戦いに勝たねばならない炭治郎を応援し、元は人間だった鬼の事情も理解しながら最後まで読みたいと思います。又、烏が面白い・・先日読んだ「烏金」を思い出しました。
4月のメモリアル 
4月3日 
 ご近所の玄関先に咲いていたチューリップが余りにも美しかったので、写真に撮って描き始めました。初めて花を描くので、描きやすい花と思った時、一番に思い浮かんだのが、チューリップでした。しかし・・花数が多かったせいもありますが、単純な花なのに、膨らみや、奥行きなど、思ったより難しく、途中花数を減らそうかとも思ったのですが、バランスが悪くなるのでやめました。描いていくうちに段々と花らしくなり嬉しくなりました。葉っぱは光沢がないので簡単と思ったのですが、影があるので、それを表すのが難しかった・・何とか描き上がった作品を見て、自分ながらの良く描けたと・・自己万足して、チューリップの歌を口ずさみました。「咲いた、咲いた、チューリップの花が、並んだ、並んだ、赤白黄色・・・」
4月8日 
 
 鬼滅の刃⑨~⑬読みました。⑨~⑪は花街が舞台でした。“音柱”の宇髄と共に任務地を訪れた炭治郎達は、花魁に身を変えた上弦の陸・堕姫と戦い首を落とすも、その体内から兄・妓夫太郎が現れ猛毒で弱体化させられるも、禰豆子の力でよみがえり倒す事が出来る。しかし、その代償は大きく、炭治郎は2カ月間意識不明になる。⑫⑬は、意識を回復した炭治郎は、養生をかねて、新しい刀を得るために訪れた、隠れ里の刀鍛冶の里が舞台でした。、100年振りに上弦の鬼が殺された事で、鬼集団は怒り、鬼舞辻の命で上弦の師肆と伍が侵入・・同じく里を訪れていた同期の玄弥や“霞柱”時透と共に戦う・・・この本の面白さは、随所随所に鬼の生い立ち等が描かれている事です。そして、鬼にされた禰豆子が鬼に向かって行く面白さが何とも言えません。鬼の威力は凄い・・・。炭治郎達が意識不明の間、禰豆子はどうしていたのでしょうか?箱の中で眠り続けていたのでしょうか?教えて下さい。⑭~読むのが楽しみです。
4月12日 
 西条奈加さんの「大川契り」と「猫の傀儡」を読みました。「大川契り」は、一人を除いて全員が裏稼業を持つ悪党が住む「善人長屋」の3作目でした。だだ一人の本当の善人加助の人助けに、長屋の住人が巻き込まれ、裏稼業を武器に事件を解決する、胸がスーとするお話8編で構成されていました。中でも7・8編の、(鴛鴦の櫛)(大川契り)は、人質になった主人公・お縫と母親・・・自分の生い立ちや、父親との馴れ初めなどを娘に話聞かせ、何があっても最後まで希望を持つようにと諭す・・心に沁みました。最後に約束通り二人を、父親が助け出す・・荒れ狂う大川の姿を映しながら、夫婦は穏やかに笑い合った。ハッピーエンドで痛快でした。「猫の傀儡」は、傀儡の意味が分からず辞書で調べました。操り人形の事で、それを操る芸人が傀儡師でした。この本の面白いのは、猫が傀儡師で人間が傀儡であることです。「三毛猫ホームズ」には無い発想が面白く、猫になったような不思議な気持ちになり、目が離せなくなりました。奈加さんは猫が本当に好きなんだろうと思いました。野良猫を見ても追い払らわず、優しい目で観察してみようと思います。
4月15日 
 
 鬼滅の刃⑭~⑱を読みました。刀鍛冶の里に現れた上弦の鬼・玉壺を霞柱の時透が辛うじて勝。共に来た鬼・半天狗の逆襲が始まり恋柱の甘露寺は分身を・・炭治郎と玄弥は本体を・・それを禰豆子が応戦・・夜明けの激闘の末、禰豆子は太陽を克服・・喋っているが、目も牙もある。人間に戻ったわけではない。禰豆子は匿われる。炭治郎達は、柱になる訓練を受ける。禰豆子が太陽を克服したと知った鬼舞辻無惨は、産屋敷邸を訪れる。当主・耀弥は護衛を付けず自らを囮にして妻と二人の子供を道連れに爆破し、鬼舞辻にダメージを与える。鬼殺隊は鬼舞辻を追って無限城に突入・・蟲柱・しのぶは、姉の仇、上弦の弐・童磨と激突・・炭治郎と富岡は上弦の参・猗窩座に苦戦を強いられるが撃破・・・当主・耀弥の遺言通り、鬼殺隊は、鬼舞辻を倒す事が出来るのだろうか?千何百年と生き続けているとは・・私の予想では、最終的に・・禰豆子が倒すのではないか?と思うのですが・・人間に戻るまで鬼舞辻に見つからない事を祈ります。19~が楽しみです。
 4月25日
 
鬼滅の刃の⑲から完結編㉓まで読みました。鬼殺隊達の多くの犠牲で上弦の鬼たちを撃破した炭治郎たちは、鬼舞辻無惨を追い詰めるが、何千年も生きて付けてきた力は凄まじく、苦戦をする。しかし、珠世の薬で段々と齢を取り衰えていく 無惨を夜明けまで追い詰め、死闘の末勝利するも、炭治郎の脈が途絶える。その肉体に、無惨の魂が入り、鬼に変えて生き返らせる。禰豆子と他の鬼殺隊の力で、珠世が藤の花から作った鬼を人間に戻す薬で、炭治郎は人間に戻り、めでたしめでたし!!最後に炭治郎が鬼になるなんて・・思いがけない展開で、ハラハラしましたが、ハッピーエンドでホッとして・・その後の、子孫のお話て、後味の良い気分になりました。作品のストーリーは、分かりましたが、鬼と鬼殺隊の顔や名前や生い立ち・攻撃の型など・・詳細の面白さが、理解できていないので、この本の本当の面白さを知る為に、もう一度じっくりと読み直してみたいと思いました。
4月26日 
冷蔵庫にあったほうれん草とトマトを描いてみました。ほうれん草は葉っぱが何枚も重なっているので微妙な色を濃淡で表すのが難しく、 色を重ねたり、別レイヤーで描いて重ねたりと色々試してみました。試行錯誤しながら描いているうちに、それなりに描き上げることが出来るのが、クリスタ画の魅力です。
4月27日 
よろず相談屋繫盛記で始まって、途中・・めおと相談屋奮闘記に変わって、8作目「友の友は友だ」を読みました。普通、相談屋でイメージするのは、経験豊かな年配者ですが、この本の面白さは、二十歳そこそこの若夫婦・・経験ではなく、心で接して、全力で解決する・・意外性があり感動します。 生活の為に開いている、将棋会所の席亭として、長老や子供たちと接し、動物にも優しく、その言葉が分かることから、色々な情報を得て、事件を解決する等・・奇想天外で面白く、この本も、後味良く楽しく読ませて頂きました。
4月29日 
 
今月の作品として、「ダリアのカルトナージュ」を作りました。カルトナージュとは?常識的に使われている単語の意味が分からず、ネットで調べました。・・厚紙で組み立てた箱などに紙や布を貼り付けて仕上げる、フランス伝統の厚紙工芸でした。この作品は、厚紙で作った箱に黒の生地を貼って、フエルトで作ったダリアを箱の蓋に飾り付けました。ダリアの花びらを、直接箱の蓋に貼るようになっていたのですが、慣れてないので、接着芯を台にして、花びらを貼り、花を別に作って、貼りました。多くの花びらをバランスよく貼るのは思った以上に難しく、フェルトは手芸用ボンドでは、付きにくいので、両面テープで仮止めして、最後に多目的ボンドで固定しました。 フランスの伝統工芸に接する事が出来て、幸せを感じました。
 5月のメモリアル
5月4日 
 おとらちゃんから3年程前に頂いたカラーが、今年初めて花を咲かせてくれました。大きな鉢は、80㎝以上まで伸びて逞しく育ちました。花を先に付けたのは、小さい方で、けなげです。4月の半ば頃蕾が伸びてきて花が咲きました。開花日数が長いので、毎日水をあげるのが楽しみです。手前の茶色の鉢には、小さな芽が出ています。ミニトマトです。大きくなって赤い実がなるようにと願いながら成長を楽しみにしています。
5月16日
 
今月の作品は、ちりめんで作ったほうずき型のお手玉3こです。正方形の縮緬生地を中表に三角に折り、両下半分を0.5控えて縫い合わせ、上の先を開いて、返し口を残して縫い合わせ、表に返して、ペレットを入れる。丸く切った縮緬生地の周りをぐし縫いして糸を引き、中に綿を詰めて、玉を作り、本体の穴を塞ぐように置き、縫い付ける。本体の先4か所に刺繡糸を通し、縫い縮め、しっかり2回玉結びをして端を5㎝残す。簡単な作品でしたが、可愛く出来上がって、見ているだけで、優しい気持ちになります。 
5月20日 
うちわの為描いたクリスタ画です。我が家のカラーを描きたかったのですが、絵にするにはバランスが悪かったので、斑入りでなくて残念でしたが、ご近所の軒下に咲いていたカラーを描きました。 葉っぱに厚みがあるので、重厚な感じを出すのが難しかったように思います。
5月22日 
このダリアのカルトナージュもうちわの為に描いたクリスタ画です。花以外の画材がなかなか思いつかなかったのですが、しーちゃんとななふくさんの目に留まった事を思い出し、この作品を描くことにしました。四角い箱なので楽勝と思ったのですが、布張りの感じを出すのが意外と難しく、特に箱の中の影の境界線を描くのに苦労しました。フェルトの花びらが重なったダリアは、先生に背中を押され、頑張ったかいがあって、その日に描き上がり、皆さんと足並みを揃えて、うちわの提出が出来てホッとしました。 
5月25日 
4月は、「鬼滅の刃」を読むのが忙しく、「エロイカ」が後回しになってしまいました。又読み始めようと思います。この本は、コミックといえども、話の内容が濃いのと、舞台がヨーロッパなので、絵だけ見てページを進める事ができないので、読むのに結構時間がかかります。第24巻と25巻は、「パリスの審判」Part.1,2でした。ロシアから返還されることになった名画「パリスの審判」を巡って、盗もうとする者、贋作とすり替えて売る者、本物を取り戻そうとする者がロシアからスペインに舞台を変えて、三つ巴にも四つ巴にもなって争奪戦を繰り広げる・・・最後に本物を手にした者は?伯爵も中佐もジェームズ君もボーナム君も皆元気で今回も楽しませていただきました。
 6月のメモリアル
6月7日 
 先生が今好んで読んでいらっしゃる田牧大和さんの「恋糸ほぐし」を読みました。これまで、江戸時代を舞台にした女流作家の本をたくさん読みました。殆ど主人公は女性でしたが、この本は男性で、師匠の急死により、職場も住居も失った花簪職人が、育った寺に戻り、親代わりの和尚様と幼馴染の住職と身元不明の口がきけない女の子と生活をすることになる。食事作りと寺男をしながらお寺に来た人の話を聞く事が条件で簪作りを・・・片思いの男性から頼まれて作った小菊の花簪が縁結びをした事が話題になり、ヒット商品に・・そのことから、寺には若い女性の相談者が・・その中に女の子のを知っているような人が現れ、真実がわかり、事件が解決するなど・・めでたしめでたし・・、私もこの作者の作品が好きになりました。
 6月12日
メンバーページの絵に困っていた時「何を描いたら良いとおもいますか?」と先生に相談すると、「自画像か手を描けば・・」とアイデアを頂いたので、メンバーの皆様の真似をして、折り紙をしている所を写していただきました。8月の課題のイソトマドレッシーの折始めです。ビットポイントの先を出すのが特徴です。皺くちゃになっている指を描くのは難しく、、出来上がるとあまりしわの無い指になっていました。それでも、血管の浮き出た所は上手く描けたのではないかと、自我自賛しています。
6月25日
田牧大和さんの「緋色からくり」と「数えからくり」を読みました。「緋色からくり」は、主人公女錠前師緋名が姉と慕っていた叔母が何者かに惨殺される。下手人が分からないまま4年が経ち、緋名が襲撃され、その時の事件が動き出す。叔母の婚約者髪結いの甚八と用心棒をかって出た榎康三郎と事件現場にいた愛猫大福と共に事件を解決する。叔母の形見の 鬢盥が鍵になる。「数えからくり」は、甚八が頼まれて髪結いに行った大店は美人姉妹の殺された妹の弔いの場だった。緋名は呼び出されて行った武家屋敷の若様に妹を護ために座敷牢の錠前を緋名のからくり錠に替えて欲しいと依頼される。その時姫様の澄んだ歌声で一の数え歌を聞く。十番までの数え歌と着物の柄、大福の扱い方で段々と謎が解け、最後に緋名のからくり錠で罪多き人間が浮かび上がり、大店の娘の惨殺事件と共に解決する。親の愛情を受けずに育った人間の怖さにぞ~と身振いしました。
6月27日 
 
今月の作品は、「がまぐち」です。これも数年前にお楽しみ抽選会で頂いた物です。久しぶりにキルトをしました。接着キルト芯を使っているので、キルトをしなくても良かったのですが、しないと浮いたように見えるので、ついつい・・それで、時間が思ったより長く掛かってしまいました。紙ひもを使ってボンドで付ける口金は初めてだったので勉強になりましたが、私は、縫い付ける方が付けやすいと思いました。 キットにレースが入っていなかったので、手持ちのレースを使ったのですが、色が同色だったので余り目立ちませんが、上品に出来上がったのではないかな?と思っています。
6月28日 
 初めてクリスタルの透明に挑戦しました。透明感を出すのは難しいのではないかと思いましたが、先生の「透けている中の物を描けばいいのよ」の一言で、なるほどと思い、そのように描いてみると、ガラスのコップがそれなりに描けてポトスは完成しました。並びのバカラの招き猫を描く事に思案していると「そんなに難しくないですよ・・」の先生の言葉で挑戦してみると、意外と筆が進み、可愛らしく描き上がったので嬉しくなりました。“案ずるより産むが易し”だと思いました。この作品は、涼しそうなので、夏ハガキに使いました。
6月30日 
 エロイカより愛をこめて㉖㉗を読みました。ポセイドン2000Part.1・2で、舞台はデンマークです。NATOの加盟を望むバルト三国は、新型機雷「ポセイドン」が海底をゆるがしてNATO海軍の1/2を無力化するというロシアの極秘情報を手に、デンマークのコペンハーゲンで、NATOとの会議にのぞみます。その情報を入手する任務の為に少佐が、情報が漏れるのを防ぐ為に仔熊のミーシャが、美形のダンサーを追っかけて伯爵が、デンマークへ乗り込んで来ます。誰が極秘情報を携えているのか?最後に、美形のダンサーが踊る、新作の初演「ポセイドンの怒り」を伯爵が少佐に解説して極秘情報を得て、最悪の事態を回避する等・・世界的な問題を取り上げている、難しい内容でしたが、青池保子さんの美しい絵に伯爵と少佐の魅力に圧倒され、読み応えがありました。番外編「ローマの道は暴利の道」は、前回手に入れた「パリスの審判」を売って暴利を得るためにジェームズ君がローマに行商に行くお話でした。
 7月のメモリアル
7月5日 
田牧大和さんの代表作「鯖猫長屋」の1巻を読みました。最初に、問わず語りー義賊「黒ひょっとこ」の呟きに、「何?」「これ?」と思いながら読み始めました。黒ひょっとこが直ぐに出てくるわけでもなく、猫の先生「青井亭拾楽」と飼い猫、鯖縞模様の三毛猫「サバ」が主人公で、長屋で起こる色々な問題を解決します。それにかかわった人物から、殺ろされた黒ひょっとこ(拾楽)の弟分以吉の敵を見つけるも、犯人は意外な人物だったり、犯人が必死で探していた書付は、年を経て紙ぐず同然になっていたり、なかなか込み入った筋書で、脳トレになりました。続編があるので読むのが楽しみです。
7月15日 
夏のお楽しみ抽選会で、可愛い「ふわっとアニマルハンカチタオル」と筋力アップ用のチューブを頂きました。このチューブは、手に持ったり足に引っ掛けて引っ張ることにより、筋肉アップ体操になるようです。 運動不足により筋肉が衰えてきている今日この頃、このチューブを使て筋肉アップをしようと思います。実用的な物を頂き有難うございました。
7月17日 
目の前にあった陶器のクマさんです。小物入れがついているのでJPCで頂いたペンをさして、クリスタで描きました。陶器の光沢を出すのが難しいように思いましたが、出来上がってみると、それなりに満足できましたので、川柳の表面に使いました。
7月17日 
以前から興味のあった塗り絵を、今回よねちゃんのアイデアでJPCの脳トレに加えられたと知り、私の塗り絵もメンバーページに参加させていただきました。塗り絵といえども、色を出すのが難しく、私が持っている色鉛筆ではいくら重ねて塗っても、お手本のような色が出ませんでした。薄い色のバラもあるので良いのではないかと思いこれで完成にしました。下が私の作品です。
7月24日 
昨日7月23日に開会式が催され、コロナ禍で1年延期された「東京オリンピック」が無観客で開幕しました。1964年1回目のオリンピックの「世界は一つ」や「五輪音頭」ような音楽ではなく、「イマジン」が歌われました。コロナ禍で分断された世界を五輪がつなぐ。多様性を認め合う社会を実現する。そんなメッセージが込められたようです。マスクをしての入場行進・・天皇陛下がcelebratingを「祝う」でなく「記念する」と訳し開会宣言されました。女子テニスの大坂なおみ選手が聖火最終ランナーを務め聖火台に点灯しました。本来なら、国立競技場は笑顔と歓声で埋め尽くされていたはずでした。開催の是非をめぐる世論がありますが、私は、不参加になった北朝鮮を除く205ヵ国・地域(ロシア選手は組織的なドーピング問題で個人資格で出場)と難民選手団をあわせて1万1000人の選手が参加することを知り、世界中の多くのアスリートたちが待ち望んでいたことを思うと、東京オリンピックは開催されて良かったのではないかと思いました。日本人選手の活躍と無事に終了することを願います。
7月25日 
 
 今月の作品はかぎ針編みのバッグ【スクエア】です。先生にお借りした型紙を参考にしました。糸は手持ちの中細を使ったので、参考作品より小さくなりました。(18×14×10)見た目編み方が複雑で難しそうに思ったのですが、細編みと長編みの繰り返しなので編み方は簡単ですが、脇の目の取り方を間違えると綺麗なスクエアにならないので、気を使いました。又段数を間違えるとマチと合わなくなるので、十段目に合印を入れました。手持ちの紐を持ち手にして、見た目は可愛く出来ましたが、毛糸は伸びるので、実用的に使うには裏地を付ける必要があると思います。
7月27日 
田牧大和さんの「錠前破り・銀太」シリーズ3冊読みました。以前、錠前破りをして弟を養っていたが、今は足を洗い、蕎麦はまずいが肴は旨いと評判のしがない蕎麦屋を営んでいる銀太と弟秀次に幼馴染の吟味方与力助役の貫三郎は知恵を借りに来る。そこに女錠前師緋名が客として登場する。三日月の夜に起こる辻斬り事件に巻き込まれその真相を暴くために銀太達は動き辻斬り事件は解決するするが、三日月会の蓑吉に逃げられ三日月会の真相はつかめず。色っぽい後家と逢引きを重ねていた貫三郎・女形の役者・緋名の弟子が姿を消す。3人を助けるために銀太は緋名の代わりに錠前破りをして助ける。逃げた蓑吉と紅蜆が心中する。その死に疑問を抱き真相を追求して、意外な人物にたどり着き、誰かを陥れて楽しんでいる金持ち連中の集まり「三日月会」との闘いは決着して完結する。田牧大和さんの作品は謎解きが複雑なので、早く読めなく頭を使います。ハッピーエンドなので、すっきりとした気持ちになるのが嬉しいです。登場人物に他のシリーズの主人公が出てくるのも面白いと思います。
7月31日 
今回はよねちゃんに頂いたからす瓜の原画に色を塗りました。前回は、消しゴムで消せる色鉛筆を使ったので、今回は、同じメーカーですが普通の色鉛筆を使いました。黄色をベースにして徐々に濃い色を塗り重ねていくと、お手本に近い色を出すことが出来ました。どなたか、同じ色でもメーカーによって違うと書いていらっしゃいましたが、その通りだと思いました。からす瓜の事、良く知らなかったので調べてみました。英語では【crow gourd】かと思いきや【snake gourd】でした。藪に自生し、花は白色で5弁に裂け、縁が細かく糸状になる。果実は、凍傷の薬に、根のでんぷんは薬用・化粧品になるようです。
 8月のメモリアル
8月2日 
西条奈加さんの「婿どの相逢席」を読みました。小さな楊枝屋の四男坊が大店の仕出屋に婿入り・・逆玉婚と羨ましがられるが・・形だけの若主人で・・店を差配している大女将、女将、若女将が主人・・、母屋で月二分の小遣いで好きに過ごすように・・と言い渡される。しかし、相思相愛で結婚した若女将には悩みが・・陰で助ける。同業者から嫌がらせが・・その結末が、意外性はあったものの、何か少し物足りなかったような・・しかし読みだすと止まらず、後味の良い作品だったことに間違いありませんでした。
8月5日 
 「エロイカより愛をこめて」㉘㉙㉚を読みました。番外編「メテオラの日々」はエロイカ大王と名乗る者からアングラ・ネットに「空中に浮かぶビザンチン宝庫に爆弾をしかけた。世界遺産を人質にして身代金を手に入れるんだ。」の犯行声明が・・それを見たエロイカが「エロイカ大王だと・・私にケンカを売っているのか!?」と逆上して、ギリシャのメテオラに行く。別件でギリシャに来ていた少佐と修道院の爆破を回避する・・お話でした。「ビザンチン迷路Part.1・2・3は、事故死したはずの元KGBの工作員がトルコで目撃される。テロ計画を防ぐため、少佐が任務を受けてトルコへ・・。伯爵もビザンチン美術を求めてトルコへ・・そこで、宝剣を盗みジェームズ君が売り飛ばす。それが工作員の手掛かりになる宝剣だったため、少佐、ロシアの子熊のミーシャ、工作員の手下が絡まってトルコ各地で大追跡劇が繰り広げられる。最終的に工作員の仲間の手に渡り、計画が実行されそうになるが、伯爵と少佐と子熊のミーシャで工作員を逮捕し、破壊工作は阻止される。今回は、犬猿の仲である3人が協力関係になったのが面白かったが、計画を実行しょうとしていた青年は父の遺言を守ろうとしただけ・・何も知らない者にまで、テロ計画を実行させようと取り込む工作員の恐ろしさを実感しました。「Z・Ⅵツエット・ゼクス〈ファイナルストーリー〉」は、燃料電池開発を妨害するロシア・マフィアに誘拐された子供をZ君が助けるお話でした。1979年から83年まで年1作ペースで5作続いた読み切りシリーズで、16年後最終編として、この作品が発表されたようです。主役を降りたZ君は「エロイカ」の中で部下Zとして、少佐に怒鳴られながら任務に励んでいるとか・・。出番を楽しみにします。読むたびに思うのですが、青池保子さんは本当に絵が上手だと思います。人物の描写に加えて風景の美しい事・・絵を見るだけでもこの本の値打ちを感じます。
8月8日 
8日夜、第32回夏季オリンピック大会が閉幕しました。新型コロナウィルスの影響で殆どの会場が無観客で、異例の大会でしたが、アスリート達の活躍は、多くの人の心に感動を与えたように思います。「多様性と調和」「復興五輪」を主要テーマに掲げた今大会の女性選手の割合は、48.7%で過去最高で、9都道県42会場で、33競技339種目が17日間にわたり実施されました。日本選手は過去最多583人(男子306人、女子277人)が参加。獲得メダルは金27個、銀14個、銅17個の計58個で史上最多でした。日本選手の活躍を、私は、TVで応援しながら楽しませていただきました。新競技のスケートボードや自転車等技の凄さに若者たちのエネルギーに頼もしさを感じました。新聞に今大会を象徴する言葉に「パラレルワールド」があると・・感染が広がる国内の状況への批判をかわすため、競技は別世界と表現したものだそうです。苦労を強いられてる医療従事者や飲食店の人達は、見たくもない別世界だったかもしれませんが、少しでも心の安らぎになったなら、別世界で複雑な気持で、感謝しながら頑張ったアスリート達の心も安らぐのではないかと思いました。24日から始まるパラリンピックも応援したいと思います。
8月12日 
今月の作品はつまみ細工のブローチです。つまみ細工をあまりしたことがなかった私に、先生がキットを下さいましたので、今回勉強させて頂きました。サイズが小さかったので、なかなか手強く、素材が木綿地だったので、何とか出来ましたが、縮緬だったら上手く出来なかったと思います。つまみ細工と言えば、縮緬細工が頭に浮かびます。かんざし等を作っている職人さん達の技の凄さを感じました。
8月23日 
今回は「ナガミヒナゲシ」の塗り絵です。色鉛筆の使い方に慣れてきましたが、白を残して花芯を描くのが難しかったように思います。又、花びらの先からの花芯に向かって色を濃くするのに苦労しました。水彩色鉛筆を使えば綺麗に塗れるような気がします。次回は水彩色鉛筆を使ってみようと思います。この花は、道端等で咲いているのを良く見ます。可憐ですが、強い繫殖力がある帰化植物で、毒性があり、黄色い汁が皮膚に付くと、かぶれやただれを起こすようです。
8月24日 
24日、新型コロナウィルスで1年延期になっていた、東京パラリンピックが開幕しました。9月5日まで、22競技539種目、出場選手数は161の国・地域と難民選手団の計4403人で、史上最多。女性選手は1853人で最多。日本選手団も史上最多の254人(男子148人、女子106人)です。コンセプトは「私たちには『翼』がある」。逆境にあっても勇気を出せば羽ばたける、という思いを込めて、片翼の飛行機の少女を演じた主人公役の中学2年の少女の演技は素晴らしく、明るくて、前向きの、分かり易い内容で、私の心をうちました。オリンピックの暗いオープニングより、数段上だったように思います。又、パラアスリート達の明るい事・・健常者として、学ばねばならないことが沢山あるような気がしました。パラアスリート達の活躍を楽しみに応援したいと思います。
8月25日 
高田郁さんの「あきない世傳金と銀⑪」を読みました。続きを楽しみにしていたので、一気に読んでしまいました。今回は、五十鈴屋江戸進出9年めの宝暦十年、辰の年、江戸は大火事にみまわれ混乱する。運よく難は逃れたものの、商いに支障をきたす。「買うての幸い、売っての幸せ」を貫くため、五十鈴屋オリジナルの藍染め浴衣地の製法を浅草太物仲間に教える。「のちの世に伝えられるものに育てたい」幸の気持が伝わり、連帯した協力関係が生まれる。賢輔の考案した「火の用心」の藍染浴衣地は浅草太物仲間一斉に売り出し、売れに売れる。十年目に入った年に勧進相撲の力士達に揃いの浴衣を着せたい・・との注文が入る。工夫に工夫を重ね、力士達を喜ばし、初日一斉に同じ物を売り出し、飛ぶように売れる。幸に真っ当な恩返しとして、「浅草太物仲間」としておかみに認めてもらう事が決まる。呉服太物商としての新しい商いや大火にみまわれたにもかかわらず、五十鈴屋を潰すため、店を大きくし、太物商も始めた妹結の店・・綿を買占め、藍染の技を盗み・・派手なことをしたもののどうなったのか?惣次の言う「悪手」「妙手」がどのような結末になるのか?次作が楽しみです。
9月のメモリアル 
 9月2日
宮本紀子さんの「小間もの丸藤 看板姉妹」①~④読みました。病弱で漁師町に預けられていた小間物商の大店「丸藤」の跡取り娘里久が、年頃になり叔母の死で、家族のもとに戻って来た。奥になじまず、店で仕込まれることに・・売上が減少していることを知り、客足が戻って来る方法を色々考えて、小町娘の妹桃とお店を盛り立てて行く。入り難いお店に誰でも入れるように、鏡磨き職人を置いたり、白粉に肩掛けを付けたり、洗い粉に糠袋を付けたり、口紅を少量にして、普通の人でも買える値段にしたりと、お店の皆を巻き込んで、商売の手助けをする。それに絡んで、人情ある繋がりにホロリとしたり、桃と幼馴染の恋の行方・・里久と簪職人とはどうなるのか・・とシリーズはまだまだ続くのではないかと、期待して楽しみにしています。
9月3日 
昨秋の自民党総裁選圧勝からわずか1年で、管首相は自身の任期満了に伴う総裁選の出馬を断念して退陣する事になった。「国民のために働く内閣」をうたって、携帯電話料金の値下げやデジタル庁発足など結果を出したものもある。しかし、国民へのワクチンの接種の加速とオリンピックの成功で支持拡大を図ったが、コロナの感染拡大に歯止めがかからず支持が低迷・・退陣に追いやられたようだ。阿倍政権を7年8ヶ月官房長官として支えてきたが、自分の政権では実力が発揮出来なかったように思う。誰かが言っていた・・「菅首相に菅官房長官がついていれば良かったのに・・」と・・。次の総裁は誰になるのか?初の女性首相が誕生するのか?国民の声に耳を傾け、国際社会に強い力で立ち向い、日本を引っ張っていける首相の誕生を期待します。
9月5日 
東京パラリンピックは、5日夜、東京国際競技場で閉会式が行われ、13日間の日程を終え閉幕した。新型コロナウィルスの感染拡大で1年延期されたが、終息せず、史上初の原則無観客になった。イスラム主義組織タリバンの実権掌握による政情不安で不参加が見込まれていたアフガニスタンの2選手は、フランス等のサポートで来日し、出場出来て良かった。日本のメダル数は、金13・銀15・銅23の計51個で、2004年アテネ大会に次2番目。5日の毎日新聞の余禄に・・「できないこと?まだ見つけられていないな」。アーチェリーのスタッツマン選手(米国)の言葉。生まれつき両腕がなく、足で弓を操る。283m先の的を射抜いてギネス世界記録に認定された。ボヤジ選手(トルコ)も両腕を持たずに生まれた。水族館で「魚は腕がないのに泳げる」と気付いたのが水泳との出会い。活躍する女性アスリートとしてバービー人形のモデルになる。「できることを、その力を見せつけてやろう」。自転車の杉浦佳子選手は50歳、日本勢最年長の金メダリスト。「最年少記録は1回だけ。最年長記録は何度でも更新できる」と語った3日後に優勝した。彼女は生まれつきではなく、ロードレース中の事故で脳に障害を負った。失意の中、希望を与えたのも自転車だった。「失われたものを数えるな。残ったものを最大限に生かせ」。パラリンピックの父と称されるグトマン医師の言葉が生きる。この余録を書いた記者が、挑戦し続ける人々の言葉に励まされ「できない理由」ばかり探す日々を自省した。と・・書いている。私もこれを読んで反省しました。先生がいつもおっしゃるように、「出来ない」という言葉はタブーにして、自分の持っているものを最大に生かして挑戦していこうと思います。
 9月6日
 
9月の掲示板は、メンバーの皆さんが、隙間に描かれた塗り絵や色鉛筆画にパステル画等で、賑やかに彩られています。 美夏ちゃんハウスも平和で楽しい様子・・見ているだけでほのぼのとします。
今回は、ツユクサの塗り絵です。朝の散歩で愛らしく咲いているツユクサを目にします。簡単だと思って塗り始めましたが、お手本と同じような色を出すのにけっこう頭を使い、良い脳トレになるような気がします。今回も水筆を使っていませんが、花びらのぼかしには水筆を使った方が、みずみずしくなってし自然な感じになるのでは?と思います。上の掲示板に展示しています。夏から初秋に咲き、開花して午後(露がなくなる頃)には花が閉じるので、露草の名(dayflower)に、古来この花で布を摺り染め、若葉は食用、乾燥して利尿剤にしたようです。花言葉は「なつかしい関係」。7月6日、7月28日の誕生花みたいです。
9月10日 
西条奈加さんの「「隠居すごろく」を読みました。六代続く糸問屋の主徳兵衛は。還暦を機に隠居生活に入る。お店の為に遊びもぜず、商売に心血を注いできた。好きなことが出来る隠居生活を楽しみにしていたのに、何をしても満足出来ず。こんなはずではなかったと思っていた矢先、孫の千代太が訪ねてくる。動物を拾って来る悪い癖を戒め、どうせなら人の為にその優しさを使ってみたら・・と言い聞かせる。ところが、その言葉通りに、友達と称して、貧しい子供達を連れて来る。隠居所は寺小屋のようになる。次に子供達の母親を助けるはめになる。組みひもの技術を持つ母親に仕事を与え、作業場を造る。量産することで、子供達の母親の身が立つようにする。隠居が双六のゴールと思っていた徳兵衛・・孫の千代太によって、振り出しに・・第二の双六が始まり、孫に手を引かれ、今までとは違った人情味あふれた人生を歩む。そして、多くの人に感謝され人生のゴールを迎える。人生双六のゴールは、黄泉の国に旅立つ時・・良い目で上がり、満足してゴール出来るように日々の生活を大切にしたいと思いました。「隠居すごろく」・・私の中で記憶に残る作品になると思います。
 10月のメモリアル
10月5日 
西条奈加さんの「六花落々(りっかふるふる)」を読みました。主人公の小松尚七は空を仰ぎ降る雪を眺め六花と呼ばれる雪の結晶がなぜ六角形なのか、その秘密を知りたいと思っていた。鷹見忠常の目に留まり、藩主の若君土井利位の御学問相手となる。忠常と共に蘭学者たちと交流して、様々な雪の結晶を記録していく。彼は純粋に六角形の謎を解きたいと願うに反して、忠常は政治に生かす事を目的にしていた。蘭学を通して外国帰りの日本人や外国人との交流は彼にとって大きな経験となる。20年にもわたる研究も『雪華図説』『続雪華図説』として完成する。この本の面白かった事は、雪の結晶の記録の過程だけでなく、当時の実在の人物の登場に政が絡んで奥の深い物語に成っていることだと思いました。例えば「シーボルト事件」(シーボルトは、スパイとして告発され国外退去になり、死罪となった蘭学者も出た。)藩主になった土井利位は大阪城代時代「大塩平八郎の乱」を収め京都所司代に・・、後に幕府の老中になったようだが、忠常の蘭学者から学んだ政治手腕があったからだと思うなど・・色々勉強になりました。
10月8日 
 
 「エロイカより愛をこめて」㉛~㉞を読みました。㉛は番外編「瑠璃色事件」「心理実験プロジェクトS」「少年たちの黄金伝説」の3編が収録されていました。中でも、ストレスの研究の被験者になった少佐の仕事は「菓子製造業ケーキ屋」・・大嫌いなケーキを作る少佐・・少佐はストレスの心理実験に耐えられるのか?その本当の目的は・・?そこに伯爵が現れて大騒動・・大変面白く息抜きが出来る番外編でした。㉜~㉞は「ケルテイック・スパイラル Part.1.2.3でした。約3000年もの長い間にヨーロッパ文化に深く浸透した、アイルランドに残るケルトの美術は、組みひもと動物の文様が複雑に織りなす渦巻き文様〈ケルテイック・スパイラル〉に特徴がある。伯爵はケルト愛好会からの仮装パーティーの招待でフランスへ・・少佐は核物質の行方を追ってフランスへ・・ケルトの財宝を得るために発掘現場のビデオ撮影に協力する伯爵・・テロに核物質を渡さない為に奔走する少佐・・最終的にはこの2人の協力で解決・・このお話もスケールが大きく読み終えた後、胸がスーとする作品でした。
10月15日 
  「本所おけら長屋」⑰を読みました。今回は、〈かえだま〉〈はんぶん〉〈げんぺい〉〈みなのこ〉の4編が収録されていました。 三河から母親を捜しに来た若い男に万松は「必ず合わせてやる」と安請け合いする。長屋をあげて捜しても見つからず、江戸を立つ日にかえだまを立てる・・・。鉄斎が廻船問屋に用心棒に入る。そこの若く美しい女将に気に入られ、婿入りするとの噂におけら長屋は大騒動・・。女将の動向を犯人脅され告げていたのが13歳の奉公人の少女だった。その子はまだ、はんぶん子供・・として処分を回避・・。酒場三裕のお栄の従兄、源助と常陸の国から一旗揚げようと江戸に出てきた男三平とのありのままの田舎芝居「源平合戦」が大当たり・・・。お寺の境内で遊んでいた幼子が大怪我をする。そこに石を持って立っていたのが、おけら長屋の幼子亀吉・・皆亀吉が怪我をさせていないことを信じている。亀吉の父親は怪我をさせた子供を見つけるが、その子と大きくなった亀吉を重ね合わせ口を閉ざす・・・4編とも万松とおけら長屋の住人達の人情味あふれるお話で、奉行の大岡裁きのような場面もあって大変面白く、⑱が楽しみです。
10月20日 
来年の干支、 寅の作品が出来ました。縫い包みの置物は、大変可愛らしく出来上がりました。多くのメンバーの皆様が今年も作ってくれる事になり大変嬉しく思いました。来年1年間、皆様の心を癒してくれると思います。羽子板の虎は、牙をむき出して怒ってコロナを追い払らおうとしています。コロナを終息させ、安定した生活に戻してくれる事を信じて作りました。虎は毛皮の美しい模様から前身が夜空に輝く星だったという言い伝えがあり、『決断力と才知』の象徴としての意味もあり、縁起物としても親しまれているようです。2022年は、36年に1度の五黄の寅年で、その年生まれた人は運気が強いそうです。
10月28日 
シクラメンの塗り絵をしました。水彩色鉛筆を使わず、色鉛筆で色を塗り重ね、お手本に近づくように塗りましたが、葉っぱの筋を白く残すのが難しかったように思います。メンバーページに使いました。シクラメンの花言葉は「遠慮」「はにかみ」「内気」です。色別では、赤「嫉妬」・白「清純」・ピンク「憧れ」「はにかみ」・紫「想いが響きあう」「絆」です。シクラメンは別名「カガリビバナ(篝火花〉」ともいわれるので、赤いシクラメンは新築祝いには贈る事を避け、「嫉妬」花言葉が「嫉妬」なので、友人の結婚式に贈るのもやめた方がよいようです。お見舞いも、鉢植えから根付く(寝付く)、名前から、シ(死〉やク(苦〉を連想させるのでタブー視されているようです。今まで、何も考えずにプレゼントしていましたが、お花を贈る時は、気を付けて贈るようにしなければ・・・と思います。
11月のメモリアル
11月 8日
西條奈加さんの「わかれ縁」を読みました。主人公絵乃は、夫婦になって5年定職に就かず浮気と借金を繰り返す亭主に愛想を尽かして家を飛び出し、ぶつかった男性は、離縁を得意とする公事宿「狸穴屋(まみあなや)」の手代椋郎だった。離縁を望むも、10両のお金が掛かるという・・手代の口添えで、読み書きが出来る絵乃に「狸穴屋」の女将が手を差し伸べ、手代として、雇ってくれる。絵乃は、手代見習いとして椋郎と相談事を解決する。11年振りに、父と自分を捨てたと思っていた母に再会する。亭主が刺され、絵乃に刺されたと濡れ衣をきせる。母親が自分が刺したと名乗り出る。咎人は浮気相手の女だった。女を弄んだ亭主を同じ罪になるように思案し女の罪を軽くする。母親も腐れ縁の男に脅されて家を出たと知り、その男との離縁も成立させ、母娘で11年振りの幸せを得る。絵乃と椋郎の縁は・・?後味の良いお話でした。女の方から離縁できない時代に、駆け込み寺のような宿があったとは・・絵乃は運が良かったものの、お金がなくて泣き寝入りした女性が多くいたと思います。今は、離婚は日常茶飯事、女性にとって良い世の中になったと思います。
11月 11日
めおと相談屋奮闘記「梟の来る庭」を読みました。この中には・・幼馴染の完太がお見合いをして、お互い気に入ったものの、見合いの席で禁句3個言ったため断られ落ち込む。それを解決する「恋患い」。ゴロスケ・ホッホと鳴いて庭の木にとまった梟の福太郎が信吾に阿蘭陀宿に珍しい鳥が来ている事を話す。その鳥を波乃に見せてやりたいと信吾は奔走する「梟の来る庭」。背格好が信吾とよく似てる男性から依頼が・・集金を襲う企てを知り、身代わりの護衛だ。その事を教えてくれた見世の下女がお礼に望んだ物が花の露という化粧水だった。その量の例えが・・「蚤の涎」。波乃の教育係のモトの素性を権六親分から聞き、波乃に話す。過酷な運命と武家を捨てたモトの決意に涙し、モトを守り続けた両親を誇りに思う波乃・・波乃の教育を終えて、春秋堂に戻ることに・・そのお礼の宴席で、2人の手作りのプレゼントを見て、モトは塑像になり、目に涙を浮かべる。「泣いた塑像」の4話が収録されていました。似たもの夫婦・割れ鍋に綴じ蓋と言われる若い夫婦が相談にのる場合、決して自分の意見を言わず、相手の話をよく聞いて、望む方向へと導き解決していく・・人生経験が浅いという自覚からだと思いますが、無理強いしないので、読んでいて気や安らぎます。今回も心温まるお話で、楽しい気分になりました。
11月15日 
田牧大和さんの「紅きゆめみし」をよみました。表紙が余りにも不気味なので、怖い話かな・・?と思いましたが、意外でした。「八百屋お七」の真相と縁ある人の人捜しでした。それを解決するのが、女形の役者荻島清之助‥それを隠して男姿の新九郎。不可解な事が吉原で起こる。紅花太夫や読売屋の庄次・男衆の彦太が絡み、「お七様騒動」の謎解きが始まる。なかなか面白い筋書きで、一人はお七の妹すずの身内を捜すため、一人はすすの行方を捜すために新九郎を利用・・すずをかどわかし拘束し利用しようしていた者を見つけて解決・・・お七が自分の家に火をつけ、火あぶりの刑になった経緯には、心が痛み女心の優しさと哀れみに目頭があつくなりました。吉原の事や芝居小屋の事、読売屋の事などがよくわかり、大変面白い作品で満足しました。
12月メモリアル 
12月6日
花菖蒲のぬり絵です。花びらのグラデーションを表すのが難しかったように思います。色鉛筆を塗り重ねるうちに段々とお手本の色に近づいていく楽しみが塗り絵にはあります。
12月15日
藍千堂菓子噺①~③を読みました。「甘いもんおひとつ」は、両親の死後叔父に追い出された晴太郎と兄を追って出た幸次郎は、父の下で修業して店を出していた職人茂市を頼り「藍千堂」を開く。父の味を守り、叔父の嫌がらせにも屈せず、知恵と工夫を凝らした季節の菓子で贔屓を増やしていく。「晴れの日には」では、武家屋敷での菓子作りで手伝ってくれた母親似の母と娘に心を引かれる。しかし、別れた夫が、奉行所を牛耳る曲者だった。嫌がらせをする元夫から周りの協力を得て母娘を助ける。「あなたのためなら」で、周りの祝福を得て、晴太郎は所帯を持ち、愛染堂は幸せに包まれる。しかし、店は色々な問題に巻き込まれる・・叔父の店が従妹を巻き込んで危機に陥る。そのことで、お嬢様だった従妹は、跡取りとして、逞しくなる・・季節ごとの工夫をを凝らした御菓子は、興味深く、色々イメージして、食べたような気分になり、ウィンドウで見る現在の和菓子の原型のように思いました。和菓子の基本の餡子作りや種類等詳細に書かれていて、御菓子作りの参考になりえると思いました。それに加え人情味溢れるお話で、心豊かになりました。
12月20日
「エロイカより愛をこめて」㉟~㊴(完)を読みました。一年がかりで読んで、ヨーロッパの美しい風景や、文化、秘宝呼ばれる絵画や宝石等に実際に触れたような感動を覚えました。東西ドイツの統一やソ連の崩壊等で取り残された負の遺産を取り巻く事件を少佐と伯爵で解決していく痛快アクションは胸がすく思いでした。最後の最後まで楽しんで読ませて頂きました。この作品に出会った事に感謝します。有難うございました。
12月25日
15㎝角の折り紙で折った3枚の奴さんを組み立てて作るミニランドセル・・何と可愛いのでしょう!!昔懐かしい、赤と黒のランドセルで、ピカピカの一年生です。

他のメンバーの皆様の作品への感想